外国語教授法
・メゾットとアプローチの違い
アプローチ:理論、信念、基本的考え
メソッド:「アプローチ」の具体的な実践方法、教授方法
教授法における「アプローチ」と「メソッド」の違いについて|Kei
1.文法訳読法(GTM)
19世紀半ばに読解力の養成を目的とした教授法
2.ナチュラルメソッド
19世紀後半、会話力が養成されないことから文法訳読法の批判からナチュラル・メソッド(自然主義教授法)が開発された。
下記はナチュラル・メソッドに含まれる代表例
・サイコロジカル・メソッド(グラン・メソッド)
一連の出来事を、動作しながら言葉で表現して示す。
・ベルリッツ・メソッド
翻訳せずに絵カード、レアリア、ジェスチャー、適切な例文で促す形で導入し、口頭練習を重視する。
3.直接法
ナチュラル・メソッドの呼び名が変わり直接法になった。
ナチュラル・メソッド他、下記の教授法が代表例になる。
・オーラル・メソッド
パーマーが提唱し、聞く・話すを第一次技能、読む・書くを第二次技能とした。
指導法はPPP(Presentation/文型の導入・提示、Practice/基本練習、Production/応用練習)
・GDM(Granded Direct Method)
ゲシュタルト心理学を背景とし、簡単な項目から難しい項目へと段階的に授業が進む
4.直接法に後続する行動主義心理学に基づく教授法
・ASTP(アーミー・メソッド)
短期間外国語教育プログラムで反復練習を繰り返す
・オーディオ・リンガル・メソッド
フリーズによって提唱され、ASTPを受け継いだ。
習慣化されることによって覚え、モデル会話をベースにパターン・プラクティス(文型練習)、ミム・メム練習、ミニマル・ペアも使用する教授法
5.ヒューマスティックな教授法
・サイレント・ウェイ
・コミュニティ・ランゲージ・ラーニング
・TPR
・サジェストペディア
・コグニティブ・アプローチ(認知学習論)
6.コミュニケーションにつながる教授法
・コミュニカティブ・アプローチ
・タスク中心の教授法
・ナチュラル・アプローチ
・内容重視の教授法(CBL Content-Based-Instruction)
・SAPL(Self-Access Pair Learning)