連濁

2つの語がくっつき1語(複合語)になった時に後ろの語に濁音がつくこと
株式会社→かぶしき+いしゃ=かぶしきいしゃ
ただし最初から後ろの語に濁音がある場合は連濁はおきない
このことをライマンの法則という。

こそあど(指示詞・疑問詞)現場指示

現場指示の指示詞には2つの用法があり、対面しているような状態の「対立型」
共に並んで歩いているような状態の「融合型」
対立型の場合、話し手の近くの場合は「コ」
(例)このコーヒー美味しいね

聞き手の近くの場合は「ソ」
(例)そのコーヒー美味しい?

それ以外は「ア」で指す
(例)あのメニュー見える?


融合型の場合、近くのものは「コ」
(例)ここの席にしよう

遠くのものは「ア」
(例)あの席にしよう

どちらでもないものは「ソ」
(例)その席にしよう



対立型の場合、同じものを指すものが話し手と聞き手で異なる。
(例)
A:それはコーヒーですか?
B:はい、これはコーヒーです。
このような性質を直示性(ダイクシス)と言う。

疑問詞
「事務所はどこですか?」のような疑問詞を含む疑問文を疑問語疑問文(WH疑問文)と言う
「事務所はここです」のように特定できる時は指示詞(コソア)、特定できない時は「事務所はどこですか?」が使われる。
「事務所はここですか」のような疑問詞を含まない疑問文を真偽疑問文(YesーNo疑問文)と言う。

疑問詞の後には「は」は使われない。
(だれ/どなた)担当ですか?◯
(だれ/どなた)担当ですか?×

 

動詞

・辞書形はウ・ク・グ・ス・(ズ)・ツ・ヌ・ブ・ム・ルのウの段で終わる

(例)買う(Ka-u)読む(Yom-u)殴る(Nagur-u)

 

・動詞はほとんどが主語の動作を表す。「ある、いる、できる」などの主語の状態を表すものも少数ある。

 

・動詞には3つグループがある。
「する」と「来る」だけが3グループ。(サ変動詞、カ変動詞
「書く」や「飲む」は1グループ。(五段動詞)
「寝る」や「見る」は2グループ。(一段動詞)
1グループと2グループの見分け方は「ない形」をつける。ないの前に「あ」が付くのが1グループ。付かないのが2グループ。
書く→書かない(かかぁない)
飲む→飲まない(のまぁない)
寝る→寝ない(ねぇない)
見る→見ない(みぃない)

 

・動詞は項を必要とするかで類に分けられる。

「子供遊ぶ」のようにガ格だけを使用する動詞は一項動詞。

「子供友達遊ぶ」「父親豆腐食べる」ガ格の他に他の格助詞を使用する動詞を二項動詞。

「子供友達遊んだ」のような動詞は三項動詞となる。

二項動詞では対象への働きかけの強さが目的語の各表示と大きく関係する

「殺す、壊す、殴る」などを対象に直接接触して変化を与える動詞は最も他動性が高い動詞で目的語は必ずヲ各で表す。

「ほれる、恋する」などの感情を表す動詞は対象への働きかけへは弱く、基本的に目的語はニ格で表す。「愛する、嫌う」などはヲ格で表すなど、他動性だけで格助詞がきまっていない。

「わかる、できる」などの対象に働きかけず主語の状態を表す動詞は最も他動性が低いもので目的語はガ格で表す。

 

「宿題する、サッカーする」などのサ変動詞は「宿題をする、サッカーをする」などヲ格名詞に「する」を付けた形で言うこともできる。